東海道五十三次 関宿

TSKサービス Ohishi

2015年01月19日 20:44

皆さんご存知でしたか?僕は約2年前に亀山へ来て初めて知りました。
亀山トラックステーションから目と鼻の先にある東海道五十三次の四十七番目の宿場 関宿 です。




この関宿は国の重要伝統的建造物群保存地区として選定されています。


(関宿入口看板)


僕が亀山へ来るといつも行く最寄りの銀行も関宿の中にあります。


(これが銀行???)


(そうです、銀行なんです!)


最初にこの地へ降り立った時にはホントびっくりしました。
語弊を恐れず言いますが、「亀山ってSHARP亀山工場ぐらいしか思いつかないカントリーな町!?」だと思っていたのに、「こんな雰囲気あるええ場所あったんやぁ...」と妙に感動したことを憶えています。

因みにこれは銀行の前の食堂。



そのお隣の散髪屋さんの看板




西を向いても



東を向いても



風情があります。

そしてこんなところまで凝っています。ってか、徹底しています。


(郵便ポスト)


(消火器具収納箱)


(ゴミ集積所)

ここへ来ると亀山市や関町の本気度合が伝わってきますね。
関宿の入口はこんな田園風景が広がってるってのに、中へ入るとまるで江戸時代にタイムスリップしてしまうわけですから。


(関宿入口付近)


当然ながらこの街並み作りは行政主導のもと行われているのでしょう、深く調べたことありませんが...。
お金も結構使ってると思います。だってこの通りの民家も商店もほぼ全戸が同じ雰囲気の建物なんですから。
行政主導のもと、各個人や事業者に対してみんながベクトルを合わせてもらえる作業をしてるんだと思います、そうしないとこんなことできっこありません。



どうしてこんなブログ書く気になったか.....

昨今ビジットジャパン事業、あるいはインバウンド事業が日本国内で叫ばれています。最近亀山トラックステーションでも中国人の旅行客がちょっと立ち寄ってご飯食べたり、何か買っていったりすることが多くなりました。(因みに浜松TSや彦根TSではまずこんなことはありません)
亀山TSに立ち寄る全ての中国人が関宿に来てるとは思えないけど、それでも関宿が一定の貢献をしていることは容易に理解できます。

亀山トラックステーションはそのおこぼれにあずかって少しの売上を立てています。
たまに国家としての、日本民族としてのアイデンティティを盾にする人もいますが、それとこれとは別問題だと思います。外国人相手に売上を立てることが即アイデンティティの喪失につながるとは考えにくいです。とくに僕たちみたいな営利企業なら尚更です、だってこれからも生き残っていくことこそアイデンティティに他ならないわけですから。それは国家も同じと僕は考えます。



最近大阪ミナミへ少し立ち寄った時にはホント驚きましたね。昼も夜も中国人やら何やらであふれかえっています。
地下鉄御堂筋線の駅員さんも「ここはどこの国やら分からんようになってもうた...」と言ってました。でもある意味ミナミは外国人旅行客にとって魅力的な街なんでしょうね。そういった意味では成功している街だと言えます。




これからの日本は人口減少に転じていきます。もう既に始まってますね。
当然ながら国内の経済は縮小せざるを得ません。今のうちから外貨獲得を考えておかないとえらいことになるのかもしれません。

うちの本社がある浜松は最近ヨーカドーの撤退など殺伐としたニュースが流れています。でも、少なくとも頑張ってる亀山よりももっとたくさんの観光資源があるんだからもっともっと頑張ってもらいたいですね。影ながら応援しています。


(じんがいさんもこれ好きなんかなぁ?笑)


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