風化、そして軋轢

TSKサービス Ohishi

2013年07月22日 18:35

久々の社長ブログ更新です。
体調が悪かったとかそういったことではありません。静岡~三重間を往来する回数があまりにも多く、なかなか更新できませんでした。言いわけですけどね、スミマセン・・。

さて、今朝4:00頃の話です。これもまた車で移動中にラジオ(FM三重)で気になる問題が取り上げられていました。福島県いわき市の話です。
福島県と言うと残念ながらいまだにパッと思いつくのは震災、原発の問題ではないでしょうか?


このラジオでいわき市のとある方が伝えていたのは2点、
①震災による建物被害等の復興状況がなかなか全国に向けて発信されなくなってきた。いわゆる風化が進んでいる
②いわき市の中でも津波被害者と原発被害者の間の確執、軋轢が生じている



①の問題は、今年から海水浴を始める海水浴場などが出てきており明るいニュースもあるのだが、その一方で津波被害に遭った建物が放置されたままなかなか思うように復興が進まず、またその状況を発信するメディアもどんどん減ってきているとのこと。「風化は恐い」と言うようなことをおっしゃっていました。

でもより僕が深刻な問題と思ったのは②の方。
僕もこの番組は途中までしか聞いていなかったのですが、多分コアな部分には触れていなかったように思います。簡単に補足すると要はこういったことです。

・いわき市は原発避難住民を仮設住宅にて受け入れています。
・基本津波被害者と原発被害者では金銭面において圧倒的な支援格差があります。(津波被害者 < 原発被害者)
・すぐにでも自力で生きていかないといけない現実が待っている津波被害者、それに対して原発被害者はそうではなく、ここに怨嗟が生まれる。
・その怨嗟が確執や軋轢を生じ、極端なところでは差別等の落書き・車の破壊等形となって表れる



これは結構きつい話ですよね。僕は政治家でもないしこの問題に直面しているわけでもないから、軽々に発言できません。でも「何で同じ被害者なのにこんなことになっちゃうの?」とは思います。
こういった問題を解消できるのはやはり行政、とりわけ国政レベルでないと無理だと思います。


先般自民の圧勝で終わった参議院選。そんな中、東京からは『完全無所属』の山本太郎さんが当選しましたね。これはまだまだ原発問題に対する国民の意識が高い証拠だと思います。
原発を推進するのか、それとも全部やめてしまうのか、もちろんこれは根本の問題なのでとても大事。でも同時進行で現在福島県いわき市で起きているこういった問題の解消にも全力で取り組んでもらいたいと切に願います。



(山本太郎さん、国会で気を吐くことができるか??)




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