営業マンの姿勢

TSKサービス Ohishi

2013年01月18日 18:57

『亀山トラックステーション』にてようやく待ちに待ったたばこの販売許可が取れました。

時代と逆行しているように見えますが、長距離運転をするトラックドライバーにとってたばこは必需品。
無理もないでしょう、ひとりでの長旅、そりゃたばこぐらい吸いたくなりますよ。
少なく見積もってもトラックドライバーの8割はたばこを吸ってると思います。

そして僕たちにとっても売店でたばこを販売できるかできないかはある意味死活問題。
たばこの粗利益ははっきりいって低いです、でもプラスアルファの需要がそこに期待できるから。(缶コーヒーとか・・)



(亀山TS売店)


で、冒頭の『営業マンの姿勢』。


昨日日本たばこ産業(JT)の営業マンが僕がいない間に亀山TSへ来て一通りうちのスタッフに説明をして、発注用紙とカタログを置いていってました。

直接話がしたかった僕は亀山TSへ帰るなりすぐさま名刺に書かれていた携帯電話を鳴らしました。
発注方法などや代金のやり取りなど全ての流れはもう浜松で分かっています。
話は他でもないたばこを陳列するショーケースの用立てをお願いしたかったのです。

JT営業マン(仮にHさんとします)と僕の昨日の会話。


僕「たばこの陳列ケースが欲しいんですけど、どうすればいいですか?」
H「たばこの陳列ケースは当社では用意できないことになってるんです」
僕「え?何それ?浜松では普通に用意してもらえましたよ」
H「(もうしわけなさそうに)数年前まではできたけど今はできません」
僕「えっ、だって、JTさんの商品を頑張って売ろうとしてるのに、何で用意できないの?有償でも構わないから出して下さいよ」
H「有償とか無償とかそういうことではなくて、お出しできない取り決めになっております、陳列ケースはお客様でご用意してもらうことになってます」
僕「あのねぇ・・、あんな特殊な陳列ケースどこで手に入れればいいわけ?推測でもの言って悪いけど、廃業するたばこ屋さんから引き揚げてきた陳列ケースだっていっぱい残ってるんでしょ。おたくにとって使い道のないものを僕が買うって言ってるのにどうしてそれが通らないの?たばこなんてある意味独占企業なんだから、JTさんに助けてもらわないと小売店は成り立たないじゃないですか・・・・・」



申しわけないけどJTなんて所詮こんなものかと思いつつ、Hさんには申しわけなかったけど他にも言いたいことたくさん言いました。
「前向きに売ろうとする小売店に協力できないなんておかしい」って。




そして今日。
期待なんかせず、自力で何とかするつもりでいた僕のところに昨日の営業マンHさんがやってきたではないですか!

昨日あれから営業所へ戻って何とかしました!
中古で申しわけないのですが、後日きれいにてお持ちしますのでお使い下さい。
亀山TSさんでたばこをたくさん販売して頂けるしようでしたら、新品の陳列ケースを出してもらえないか会社にも申請してみます。
なので是非頑張って当社製品をたくさん売って下さい!



年はおおよそ30歳前後と、若い営業マンのHさんでした。
おまけに亀山TS近辺のたばこ販売実績上位100アイテムをまとめた書類まで持ってきてくれました。


嬉しかったですね。『打てば響く』ってやつです。
JTさんは大きな会社だから正直若い営業マンの言うことなんてなかなか通らないでしょう。
でも僕の気持ちをくみ取った彼は、自分にできることを一生懸命してくれて、すぐさま僕のところに形にして持ってきてくれたわけですから。

僕は昨日の電話での非礼を詫びました。
多少無理をしてでも何とかお客さまの要望に呼応する・・これこそ『営業マンの姿勢』だと思います。
ホント勉強になりました、見習いたいですね。

Hさんはこれからもうちのために頑張ってくれると思います。
僕は1個でも多くたばこを販売することで彼の気持ちに応えたいです。






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